キャットフードの添加物(没食子酸プロピル)

キャットフードのパッケージに「没食子酸プロピル」と記載されている場合があります。没食子酸プロピルとは、医薬品や化粧品の油脂酸化防止剤として幅広く使用されているもので、食品ではバターやマーガリン、食用油など限定的に使われています。製品1gに対して0.1g以下と使用量が決められています。

没食子酸プロピルの特徴は、他の抗酸化剤よりも強いところです。少ない量で抗酸化力が発揮されるので経済的です。BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)などの抗酸化剤と一緒に使われることが多くなっています。

没食子酸プロピルは、植物タンニン(ポリフェノール)を原材料にしているので、比較的安全性の高いと言われていますが、ラットでの毒性実験では、「胃腸障害による尾の汚染」「十二指腸粘膜の紅潮」「胃粘膜壁肥厚」「胃粘膜下組織及び筋層に肉芽腫性炎症」などが報告されれいます。

しかし、この実験では、体重1kgあたり2g~3gを経口しています。人の食品でも0.1gの使用しか認められていないものを20倍以上の量を与えたら毒性が出るのは当然と言えるでしょう。また、マウス以外のモルモットや犬、豚には毒性は見られませんでした。

添加物の危険性は様々指摘されています。没食子酸プロピルの発がん性を書かれているサイトもありますが、その理由を明確にしないのは良くありません。科学的な検証をきちんと理解することが大切です。

愛猫のために安心で安全なキャットフードを選ぶことは当然ですが、単なるイメージで「無添加=安全」と思うのも賢明ではありません。危険度の高い添加物と言われているBHTやBHAを使用しているプレミアムフードも販売されています。単純にイメージだけで、没食子酸プロピル=危険と判断しないで下さい。大切なのはどんな原材料を使って、どのような添加物をどのぐらい使っているかです。

曖昧なイメージだけを信用しないで、キャットフードに対して正しい知識を持つことが大切ですね。

© 2018